トマトが美容、健康に良いということから、意識的に食べている方も多いのではないでしょうか?
実はトマトがダイエットにもいいと言われいるので、実際のところ効果があるのかご紹介していきます。
トマトダイエットとは?

トマトダイエットとは、「トマトをダイエットに取り入れる方法」で健康的に痩せることを目的としています。

トマトは「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるほど栄養価が高い野菜です!
また、一年中手に入れることができるので、日々の生活に取り入れやすく、続けやすいダイエット法です。
トマトにダイエット効果がある理由


トマトがダイエットに効果があると言われる理由として4つの特徴があげられます。
1.代謝がよくなる
2.むくみ解消
3.便秘解消
4.低カロリー
1.代謝がよくなる
トマトの代表的な栄養素である「リコピン」が代謝をよくする働きをしてくれています。
リコピンには高い抗酸化作用があり、血管の老化予防や血流の改善に役立ちます。
血流が悪いと体内の各臓器に栄養が届かず代謝の低下につながり、冷えによって脂肪が燃焼しにくくなるので肥満につながります。
血流を改善することがダイエットに効果的であるといえます。
また、血中LDLコレステロール(悪玉コレステロールとも呼ばれ、増加しすぎると動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳梗塞の原因になします)値を低下させる作用があります。
2.むくみ解消
トマトにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムには、過剰摂取した塩分や水分を体外に排出作用があるので、むくみ解消に効果的です。
3.便秘解消
トマトは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が豊富に含まれています。
水溶性食物繊維である「ペクチン」は、血中のコレステロール値を下げる働きがあります。
糖質を摂取しすぎて血糖値が急上昇すると、インスリンが分泌されます。
インスリンは血糖値を下げる一方、使わないカロリーを脂肪として体に蓄積する働きもあるので、ペクチンはダイエットに効果的な成分です。
不溶性食物繊維は、腸内環境を整えたり、便のかさを増やし便通をよくする働きがあります。
4.低カロリー
トマトは100g当たり20kcalと低カロリーです。
他の食物繊維が豊富な低カロリーな野菜には
オクラ 30kcal/100g
ブロッコリー 33kcal/100g
モロヘイヤ 38kcal/100g
などがありますが、その中でもトマトはかなり低カロリーであることが分かります。
トマトダイエットのデメリット


トマトダイエットのデメリット4つご紹介します。
1.栄養が偏る
2.身体が冷える
3.柑皮症が生じる
4.アレルギー症状がでる
1.栄養が偏る
トマトはビタミン、ミネラル、食物繊維などは豊富ですが、タンパク質や脂質がほどんど含まれていません。(トマト:タンパク質0.7g、脂質0.1、炭水化物4.7g)
ダイエット中は食事量が減るので、栄養不足になりがちです。
栄養バランスが偏ると、体調不良を招く恐れがあるので、意識して様々な食材を取り入れましょう。
2.身体が冷える
夏野菜の代表格であるトマトは、生で食べると体にたまった熱を冷まして暑さを取り除きます。
しかし、冷やしすぎは代謝を下げたり、胃腸の働きを鈍くするなどのデメリットに繋がるので、食べ過ぎには注意しましょう。
3.柑皮症が生じる
柑皮症とは、柑橘類に含まれる黄色の色素(カロテノイド)が皮ふに吸収されて黄色っぽくなることです。
特に手のひらや足の裏が黄色くなりやすいです。
これは、トマトにはカロテノイドの一種であるカロテンが含まれているからです。
過剰摂取には注意しましょう。
4.アレルギー症状がでる
スギ花粉症を発症している方が生のトマトを食べると、アレルギー症状が出てしまいます。
生のトマトとスギ花粉は、アレルゲンの構造が似ているからです。
そのため、生トマトを食べるとスギ花粉が身体に入ったと勘違いし、アレルギー反応を起こします。
トマトを加熱処理するとアレルゲンの構造が変わるため、トマトジュースなどの加工品は大丈夫です。
トマトダイエットの正しいやり方


食前や食事の最初に、トマト1~2個食べるのがおすすめです。
食前や食事の最初に食べることで、高カロリーな料理を食べる前に満足感が得られます。
そのため、食べ過ぎや早食いを防止することができます。
また、トマトに含まれるリコピンは朝に食べると吸収率が高いです。



朝食を摂ると就寝中に冷えた身体が温まり、代謝アップや便秘解消につながるので、是非取り入れてみて下さい。
ダイエットに効果的なトマトの食べ方


トマトに含まれるリコピンを効率的に摂取するために、油を使用し、加熱して食べることをおすすめします。
リコピンは油と一緒に摂取したり、加熱することで身体への吸収率が上がります。
特に、抗酸化作用のあるオリーブオイルとの組み合わせは、紫外線によるトラブルから肌を守ってくれるので一緒に取り入れてみて下さい。
また、トマトの血行促進作用を増強する組み合わせとして、パプリカがおすすめです。
パプリカに含まれる「ビラジン」には血液をサラサラにする働きがあります。
トマト料理にパプリカや、スパイスのパプリカパウダーを組み合わせると、血液を浄化する効果が高まります。
まとめ


トマトに含まれる代表的な栄養素である「リコピン」や食物繊維がダイエットに効果的であることをご紹介しました。
しかし、食べ過ぎると身体を冷やして代謝を悪くしてしまい、かえって太りやすくなってしまうので注意しましょう。
一日にトマトは1~2個を守り、栄養の吸収率を高めるために加熱して油と一緒に摂取することをおすすめします。



正しいトマトダイエット方を身に着け、健康的にダイエットしていきましょう!
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